岡山大学6年 西連寺さんの感想
(マッサージではなく)マッシー池田先生、
(↑去年間違えてすみません…)
今年も岡山まで来て下さって、本当にありがとうございました。
去年もそうでしたが、先生とお会いすると心がホッコリします。
まず、「視診の重要性」のレクチャーについて。
視覚的な情報は本当にインパクトが強く、スライドの写真は
ほとんど覚えていました。(特にツツガムシの刺し口!)
それだけでも「本当に視診は大切なんだ!」と思えました。
今年は神経内科の卒業試験を終えてのレクチャーだったので
写真だけでなく、それぞれの疾患について理解できたので
去年に増して面白かったです。
次に医療面接について。
そのあと、今年も岡山SP研究会との医療面接のセッションがありました。
改めて、岡山SP研究会(今回は前田さんと末藤さん)は凄くスゴイ!と感激しました。
マッシー池田先生の医療面接はテンポよく迫力はあるのに、優しい、
という絶妙なコンビネーションでそれにも大変感激しました。
先生もご自分でおっしゃっていましたが、ものすごい集中力と「執念」を
感じさせられた面接で、100%出し切った満足感を池田先生から
感じましたし、患者からも100%出してもらえたことに対する満足感を
感じました。
最後に時間が余ったので、久しぶりに医療面接を行う私がSPさん
(前田さん)と一緒にみんなの前で医療面接をさせてもらえました。
主訴は頭痛でした。頭痛なら危険な疾患を除外する質問、
鑑別するための質問、たくさん浮かびます。よし来た!ぐらいの気持ちでした。
同時に、初診で来られていた患者さんだったので、人間としてどんな人なのか
理解したかったのです。そしてよい関係を築きたかったのです。
10分間ありましたが、よくも悪くもない、以前から全く進歩が感じられない
普通な医療面接になってしました。
情報収集も不十分で、山田孝子さんもイマイチつかめない中途半端なところで
終わりました。とても悔しかったです。
輪の真ん中で自分に対するフィードバックをしてから、涙が出てきて、
止まらなくなりました。普段人前で泣くことないので、誰よりも自分がびっくりしました。
参加者からのフィードバックを頂きながらも、一向に涙は止まらず、前田さんから
ティッシュをもらい、荒田さんからももらっても足りなくなりました。
今までOCSIAで何回医療面接をやったことか。前田さんとも何回やって頂いたことか。
もっと大きく失敗した医療面接だって、何度もありました。
ただ、これ程たくさんの人に囲まれた状態で泣いているのに、全く恥ずかしくなかったの
が次第に不思議に思えてきました。池田先生は終始私の涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔を
見て微笑んでおられました。
そして私もその微笑の意味が分かったのです。OCSIAのみんなの暖かい空気に包まれ
て分かったのです。こんなに信頼できる仲間だからこそ、自分にもこんなに正直に自分の
評価ができ、それに対するリアクションも素直に出せるのだ、と気づきました。
OCSIAに入って2年近くたちますが、先生方、SPさん、そして仲間達は本当に私の宝
だと思いました。一緒にひたむきに頑張れる仲間がいて幸せです。
気付けたのはよかったのですが、それから一層涙が止まらなくなって困りました… ^^;
池田先生から研修医や開業医向けのセッションについて色々話を聞いて、これから
勉強することも無限にあることを痛感しました。とりあえず今は今回感じたこと、流した涙を
バネにして、またこれからの原動力にして行きたいと思います。